図書館で借りた東野圭吾著“放課後”読み終わりました。
 入れ替わりに、萩原規子著“風神秘抄”借りました。5月に発売されていたらしいのですが、ずっと貸し出されていて読めなかった為、感動の邂逅と言いますか。(大袈裟
荻原規子さんの著作は小学校以来でしょうか。中学校にもありましたけど。勾玉三部作*1。高校の図書館には、加えて“樹上のゆりかご”があったのでそちらも気が向けば読みたいです。というか西の善き魔女(ry

 “放課後”はラストがそのまま長い放課後になりそうだ云々で終わるのですけど、殺人動機には少し笑ってしまいました。orz
作中はずっと男性教師の一人称で続きますが、その思考が中々面白かったです。只彼の最近の著作に比べると精神描写が少し稚拙なような気も致しますけれど。やはり、全体の雰囲気はそう変わる物ではありませんが、細かな点は変わってくる物ですね。最近の著作では恒例となっている、唇をなめる仕草や、緊張した時に脇に汗をかく描写がなかったのも*2その一つかと、尤も単に見逃しているだけなのかもしれませんが。(ネタバレ→)奥さんの浮気は、かなり分かりやすく車はそうではないかなとは思っていましたが、相手は其れまで一度も登場しなかった某店長ですか。最初、他の教師連中とそう言った仲なのかと思ってしまいました。此れも術中ですか、そうですか。
それにしても、折り返し(?)の著者近影の東野さんが若かった。orz
 今はいかにも小説家な体型をしていらっしゃるのに。(失礼
それにしてもが・・・殺人動機が合宿中にオナげふんげふん(咳)を見られた挙げ句視線でレイpごほごほ(咳)されてたからなんて。分かるような気もします。


 小川祥子“冷めない紅茶”読みました。
此の本には二つ程の短編が収録されていましたが、やはり冷めない紅茶の方が好きです。珍しい事に。
“ダイヴィング・プール”について。子供いじめはいけません。

 北杜夫“木精”読みました。
タイトルが此の後にー或る青年期の追憶のなんとやらと続きましたが、何でしたっけ。
このお話は、海外で研修(留学?)を終えた医師である主人公がその脚で街を回りながら最後に日本に帰国し、筆を執るに至までにそこに来る事になった理由とも言える輪子(名前の記憶曖昧ですが)との不倫劇について思いを馳せると言うストーリーでした。過去を追いかける殺風景な雰囲気が良いです。

あ、そうでした。ー或る青年期と追憶の物語ーでした。 

*1:“空色勾玉”“白鳥異伝”“薄紅天女”からなる

*2:細かい。