かなり昔に描いた失敗作を晒してみる露悪趣味。orz
というかですね、最近やたらとphotoshopでレイヤーの消費が激しくてですね。
大して複雑な絵でもないというのにレイヤー数が30を超す事が割とあるのですよ。 photoshop使用者の平均がどれくらいなのか分からないのですけど。色調ごとに分けているのですが、完成してからでは殆ど分かり難いというのに、顔の階調だけでも4段階も付ける愚かさ。そんな事をせずとも十分に肌は表現出来るのですが。 orz
見やすいようにレイヤーのプロパティでface shadow1とかface shadow2とか付けいますがたまにめんどくなります。グループ化を多用しているのでどの影かは一目で分からない事も無いのですが、たまに、描くレイヤーを間違えた上、パスを作業用にしていてそのまま消してしまい、修正不能になることも間々あるので莫迦だなと自分の要領の悪さを呪ったりします。アニメ塗りは大抵パスですけど、ブラシツールベタベタ塗り(命名)でもはみ出さないようにするのが面倒なときは全部パスです。パス機能万歳。・・・ペンタブが欲しいです。orz

TM FACTORY様御早い捕捉有り難う御座います。

 といいますか、
買っちゃいましたよ中山可穂著“白い薔薇の淵まで”テストが迫っているというのにテストテストてsutotesu
 
  
   わたしは脳髄の裏側に白い薔薇を植えた事がある。
   花を咲かせたのは数えるほどしかない。
   RUIが塁であったとき、花びらはこの頭の中で幾度もこぼれた。
   命を刺すトゲとともに。
    
                 “白い薔薇の淵まで”p.8参照



 内容は、同性愛者のどろりとした泥濘に片足を取られたまま気付かずに歩み、終いには埋もれたまま太陽を見続けて目が殆ど使えなくなりながらも歩き続けたような、結婚や家庭といったような終着点とも言うべき物が無い恋愛の性欲と飢餓と独占欲にまみれ堕落してゆくような、或は昇華して行くような様を女性作家特有の美的な比喩表現を交えて軽やかに綴ったと言いますか。*1
 久しぶりに本に集中出来たような気がします。最近は、通学中や授業の合間や授業ち(ry)だったりした所為かも知れませんが。然程厚い物でもありませんでしたし、暇つぶしに読む程度には良いのかもしれません。暇つぶしに読む内容ではありませんでしたけど。百合と言いますか、ビアン系ですし。
 過去の過程の説明が多少省かれているような感がありましたが、あの位さらりと書かれた方が読む分にはくどくどと書かれるよりも読みやすいので好感が持てました。少なげな説明が色々と示唆しているのかと感じる所もあるのでつい字を詳らかに追ってしまいますが、それが魅惑的に惹き付けられているようにも感じます。官能的なシーンも、多々含まれておりますが私個人としては割とさらりと読めました。
私見としては塁の独占欲や、時折覗かせる子供っぽさが何処となく聖さまを思わせました。 

 只“塁とまだどこかでつながっている”等といっても、書店で出会う確率はそう高くは無いような。
彼女の事ですし、毎日待ち伏せていたのかもしれませんが発売日は先月だった訳ですし。
御都合主義的というと言い過ぎですが、何と言いますか、もう少しリアリティが欲しかったように思います。
 言うまでもなく全て私の個人的な解釈と意見にすぎないのですが、此の作品を一通り読んだ印象では先ず、グレーからはじまり終盤にかけてホワイトにグラデーションをかけたようでした。
川島とく子が山野辺塁に惹かれ酩酊するように今まではあった周りの描写が削がれ削がれ、鋭利に尖った先には必然的に塁がいて。その執着は階段を駆け上るような爽快感がありました。


 うわあ。
こんなに感想に困った小説は、“6月の蛇”以来です。多分。
最近どうも感覚がおかしくなっている所為か、性交渉に入られても普通に読めたと言う此の進化(?)。
その前に読んだのが、小池真理子さんだった所為でしょうか。いえ此の二冊を別々の書店でですが手に取ったのは全くの偶然です。もともと、本の煽り文句は読んでも定評等は読まないのでどんな本でどんな作家なのかは後にならないと分かりませんね; 大抵の本は、書き出し文で内容は推し量れる物ですけど。
といいますか。
かろうじで、フ●ラとかは分かりましたけど、一部全く分からない単語が幾つかありましたよ。orz
どうせ偉そうな事はいえない教養も無い餓鬼ですから。
〈文庫特別収録〉第十四回山本周五郎賞受賞記念エッセイは少ししみじみと大変なとか思いながら読んでいたのですが、パートナーがいらっしゃるとかで現代の吉屋信子さんだとかちらりと思いました。いえ、本当に前知識は全くなかったので、冒頭を立ち読みした辺りから内容は予想はついていましたがまさかリアルでそう来られるとは夢にも思いませんでした。結局は別れてしまわれたらしいのですけど。主張出来るのは素晴らしい事だと思います。
ちなみに彼女は同性愛について他にも著作を幾つか出していらっしゃるそうなので手が空きお金が入り次第購入したいなと思います。



 小池真理子著“夜の寝覚め”読みました。

 内容は不倫だったり昔の男を思い返したり不倫だったり。
全6編により構成され、それぞれ30〜40代の女性が主役の事が多いです。
*2
それぞれに背負う物もあり想う物もあり、現在を歩みながら追憶する形が主です。
此れも又、性行為等の描写が多かったのですが然程生々しい物は無かったと思います。
不倫と言うと、割とどろどろとしてくる物だという偏見がありますが、割とすっきりと収まっていたように思えます。
サブタイトルの印象も強いのかもしれません。

 たんぽぽ
 旅の続き
 花の散りぎわ
 雪の残り香
 時の轍
 夜の寝覚め

と、比較的綺麗な感じでそれぞれの書き始めがそれに見合った静かな、顔を上げたらそこにありましたというような、線路に導かれるような風景描写から始まります。
 正直な所、はじめの1、2ページに書かれたたんぽぽが綺麗だったので買いました。
 



 以下コメントお返事です。有り難う御座いました!
>SOLさん
 寂しい、ですね。
確かに、他の方も仰られていたように書こうと思えばいくらでも世界が広がっていくような世界観ですからね。
アニメ版の設定の甘さが逆にファンの創作欲をそそる、とか。
あちらの小説掲示板も、オリジナルが多くなって来ましたね。orz


>石星翠さん 
 スレイヤーズ、10年前ですか・・・自分は当時幼稚園児ですね;
通りで、昔見たような記憶があるアニメの映像がこんなにも霞む訳ですね。orz
原作も面白いので、御機会があれば読まれてみては如何でしょうか。

*1:はい、わけわからん。

*2:心ときめく若々しい純愛小説というのも何なので私としてはこのくらいがちょうど良いように思います。流石に、話題になっているらしい恋バナは読む気になりませんでしたファンの方否定するようでごめんなさい。orz 友人は、皆読んでいるそうですけど。苦手意識が。orz