仮解禁。

 ご主人様に甘える狼さんとか。*1

 先日芭9さまに不遜にも送りつけてしまいました遅れ馳せな1万ヒット祝いの加工品。
実は時期的順にもこちらの方が早く着手していたにもかかわらず寄玄さまに跪き低くこうべを垂れたい勢いで御献上しました志摩乃梨の方が早く完成してしまったと言うとても申し訳ないエピソードがありましてとうとう息詰ったのでつい先日リクエストを御窺いした所志摩聖でシチュは御任せとのご所望だったのですがあまり御期待に添えなかった気配が遠雷鳴り響く曇天の如く重く暗く立ちこめているような次第でございます。
何はともあれ、御目出度う御座います!



 あぁそうでした。パソ使えなかった事もあり久しぶりに下書きはシャーペンで描きました。やはり久しぶりに手描きだと良いですね。緊張感があります。といいますか、凄いんですよ、ペンタブが。筆圧感知ってこんなに素晴らしいものだったのですね。
本当に色が綺麗に乗って行きます。とは言ってもしょっちゅう私の腕のなさで色が濁りますけれど。
今まで、あの手この手で出していた質感がこうも簡単に出ると少し泣けてきます。
あんなに時間をかけて指先ツールとかぼかしとかグラデーションとかを使っていたと言うのに・・・!
結局愚痴が言いたかっただけと言う話。



 さて、先日漸く仮解禁を頂きました。
そうは言いましてもテストが差し迫る此の時期ですので監視の目もあり長くは使えないのが頭を悩ませる所ですが。携帯は引き続き両親の手元にあるそうで。これも逃れようも無い頭痛の種なのですけれど今頃はバッテリーが切れているでしょうから鳴らす事も出来ず隠し場所の特定が難しいので素直に返却されるのを待つしか無いのですけれど。


個人的私信ですが、お荷物は無事届きました。携帯が戻り次第おって御連絡致します。お礼諸々もその時に。



 先程ハリー・ポッターを読みました。
唐突に読みはじめた頃にもそんな事を考えていた事と日本語版のハリーと同い年である事を思い出しました。

以下感想。

 
 ぁぁぁ、ダンブルドアが!ダンブルドアが!何て事だ!最後の印象が強くて暫くそれまでの過程が頭から抜け落ちたではないですか!



 どうでも良い思い出話。

私がハリー・ポッターを知ったのは多分、小学校3、4年の頃で、その頃以前“童話のくに”でも描かせていただきました“かぎあなの秘密”*2にはまった私は読書がマイブームになりまして。有り勝ちな顕示欲もあったのでしょう。少し厚めの本を好む様になりました。その頃から割と無類好きでしたが。偶々、クラスに近かった事もあり足繁く通っていたのですが、その日、丁度図書室の新刊に黒いの本が並んでいました。確か、“ハロウィンの魔法”の隣にひときわ目立つ大きさの背表紙がありました。左手の先には友人がはまっていた“クレヨン王国”のシリーズが慎ましく並んでいたのでひときわ目立ったのでしょう。手に取ってみれば見た目通りずしりと重くまず一番最初は主人公が叔母と叔父から虐げられる話から始まる訳ですが。何となく興味を引かれ個人の貸し出しカードに名前を記入しました。
 後日読み終わって父に買ってくれとせがんだ翌日。めざましテレビでベストセラーとして輝いている表紙が見覚えがあるもので吃驚とした後、興奮して更に父にせがみようやっと手に入れたその本を後生大事に持ち歩きどのページでも一行読めばどの場面か思い浮かべられる程に読みこんだ上、一度だけ出てきたマージョリーおばさんの正式なフルネームをすらすらと言えた*3当時の私は自分で此の本を選んだ事をささやかな誇りに思ってもいましたね懐かしい。まさか映画化とか何億とかそんな所にまでいくとは思いませんでしたけれど。
今此の世界で一番有名な男の子は本当に彼なのかもしれません。




 
 さて、初っ端から色々と驚かされましたけれど。
“不死鳥の騎士団”は時期が時期でしたので幾らかうろ覚えで中々内容が掴めなかったのですが、ダンブルドアが叔父と叔母の家に来たときのあの台詞が衝撃的でした。何故ペチュニアおばさんが紅潮する必要があるのかと考えたらうわあ。これは私がおかしいのでしょうか。あれですよ、その場面がどうしても分からなくて数十秒考えてみたら息子が母親に性的虐待を受けてるとかそんな考えがですね。はい。彼処まで寵愛されているのだしいやいや児童文学だよこれいや待ていやいやいや(以下略
 

 隠れ穴に着いたハリーとダンブルドア
何故が更に意気投合しているハーマイオニーとジミー。何故か引き続き妙な形で出てくるフラー。いえ、でも結構フラー良い人でしたね。顔を気にしないと言ってくれる貴女は女性として素晴らしい。

 といいますか、ハーマイオニーハーマイオニー
やっぱりロンなのか、ロナルドなのですか。
正直ロンの“談話室でラベンダー・ブラウンと絡み合ってる”描写が逐一笑い飛ばしたくなりましたがそれについて拗ねたり泣いたり怒ったりするハーマイオニーが妙にいじらしかったです。何時からハリー・ポッターシリーズで萌えられる様になったのでしょうね?
 次で最後と言う事もあり、毎回割りとすっきりと収まっていた話が不安要素などを釈然としないまま残し、全体的に伏線張りと言う印象を受けましたね。そういえば、人伝に聞いた話だとマクゴナガルが死ぬとか何とか。折角校長職に就任したと言うのに。何処まで本当化は存じませんが、勿体ないですね。作中だと本当、感情移入していた登場人物にいきなり死なれるとこういうものを何度読んでも慣れないものですね。三薔薇様はお亡くなりにはなっていませんが、卒業と聞いた時には在校生の気持ちが良く身に染みましたね。あの時母校の“卒業式の歌”がぐるぐるとずっと巡っていました。もう4年も聞いていない筈なのに今年の春にも6年間の染み付いた習慣か歌い出しが酷く頭に甦ります。
“麗らかに春の光が降ってくる”ような絵をいつかの春にでも描きたいものです。
 マクゴナガル先生厳格な所が大好きだったのですけれど。映画のキャスティングもばっちりでしたね。私情を挟まず、不当な所が無いのが本当に好感がありましたね。それでいて、ハリーたちに優しい言葉をかけるシーンとか飛びつきたくなりましたよこの老け専。同じ様にハーマイオニーも優等生なところが好きですね。あの真っ当な所がたまらない。無条件で従いたくなりますね。*4
どんどん話がそれて行きますけれど。実際色々と忙しくて間を挟んで読んだのでその時その時の印象が結構薄れているのですよね。
若いうちから認知症ですか。怖いですね。

*1:大嘘ではありません。はい決して。

*2:一応捕捉しておきますと、“かぎあなの秘密”は現在絶版となっております。

*3:登場は2巻ででしたが。

*4:変態と呼ばないで下さい。